歯と歯の間の虫歯に気づいていますか?
当院にて行った虫歯治療をご紹介します こちらは歯と歯の間にできてしまった虫歯の治療です。 この大きさですと口腔内診査で指摘するまで患者さんに自覚症状はありませんでした。 こちらがレントゲン写真になります。 歯と歯の間のコンタクト部分に黒くなっているのがわかりますでしょうか。これが虫歯です。 治療前 こちらが歯の拡大した写真になります。歯と歯の間の少し白っぽくなっている所が虫歯になっている部分です。 レントゲン写真から歯の神経には影響を及ぼさない範囲の虫歯であることが予想されました。 治療途中 こちらが治療途中の写真になります。 当院ではルーペやマイクロスコープを使用して慎重に虫歯の除去を進めていきます。 虫歯治療を決断する虫歯の進行度とは? こちらは欧米のカリオロジーの専門家が中心となって委員会が設立されまとめられたICDAS(International Caries Detection and Assessment System)を用いたう蝕の基準です。 この症例では象牙質への陰影があるのでコード4となります。 歯科衛生士のう蝕予防管理テキストブックより引用 こちらが虫歯を取り除いた写真になります。 虫歯が完全に除去され黒い部分や茶色の部分が無い事がわかるかと思います。 これから修復治療、つまり詰め物を行う治療を行っていきます。 ルーペやマイクロスコープを用いて段差がなく天然歯の形態を模倣した詰め物を行っていきます。 マイクロスコープ診療の心強い味方 「Yirro-plus ミラー」 ペントロンジャパン株式会社ホームページより引用 Yirro-plus ミラーとはミラー表面へ放射状にエアーを噴射し、常にミラー表面をクリアな状態に保つことができる、セルフクリーニングミラーシステムです。 ミラーハンドルの先端部からミラー表面全体へ放射状にエアーを噴射する事で曇りや水滴の付着を防止し、常にクリアな視界を術者へ伝達します。 これにより細かい部分もしっかりと確認する事ができ、精密な虫歯治療を行う事が可能となります。 治療後 こちらが治療後の写真となります。 ほとんど天然歯と遜色ない詰め物ができました。時間の経過とともに色も馴染んでくるかと思います。 最後に 当院では虫歯治療の介入の必要性をレントゲンや拡大視野での観察をもとに決定します。 そして治療ステップを確実に行いながら、再治療が少なくなるよう細心の注意を払いながら診療に取り組んでおります。 今回は早期発見により虫歯が深部にまで及ぶ前の治療介入ができました。 このように症状が無くとも定期的な歯科受診により早期発見・早期治療が必要となる場合もあります。 年末にかけて忙しくなる前にお口の健康チェックを当院でしてみませんか? 当院での検診や歯科治療をご希望の際にはWebまたはお電話にてご予約をお受けいたしますのでよろしくお願い致します。
2024.11.05