上の歯、知らないうちに虫歯になっていませんか?

小臼歯の隣り合ったところにできていた虫歯 今回、ご紹介するのは左上の小臼歯の隣り合ったところにできた虫歯治療です。 隣の金属の歯と間のところが、うっすらとグレーがかっているようにみえます。 こちらが虫歯の入り口のところを削った写真です。 このように中で虫歯が生じていたのがわかります。早期発見・早期治療を行うことで症状が出る前に治療を行うことができました。 こちらが虫歯を取り除いた後の写真です。 先ほどの黒い部分がなくなっているのがわかります。 こちらが白い詰め物を行った後の写真です。 最初の写真と比較すると黒い部分がなくなっているのがわかります。形も大きな問題はありません。 当院では虫歯があるからといってむやみやたらと削る治療は行いません。治療を行うリスクをきちんと認識しているからです。 虫歯の状態や食生活・生活習慣によるむし歯が進行するリスク、現在・未来のライフスタイルや患者さんの希望に応じて、今治療を行うのか、経過観察を行うのか、適切な治療プランを考えていきます。 精密な虫歯治療や歯周病も含めたお口のマネジメントにご興味のある方は当院までご連絡ください。お待ちしております。 治療費 保険治療 メリット 治療回数が1回で終わる デメリット 天然歯やセラミックと比較し着色しやすい。歯ぎしりにより欠けるリスクがある

2025.01.29

歯と歯の間の虫歯に気づいていますか?

当院にて行った虫歯治療をご紹介します こちらは歯と歯の間にできてしまった虫歯の治療です。 この大きさですと口腔内診査で指摘するまで患者さんに自覚症状はありませんでした。 こちらがレントゲン写真になります。 歯と歯の間のコンタクト部分に黒くなっているのがわかりますでしょうか。これが虫歯です。 治療前 こちらが歯の拡大した写真になります。歯と歯の間の少し白っぽくなっている所が虫歯になっている部分です。 レントゲン写真から歯の神経には影響を及ぼさない範囲の虫歯であることが予想されました。 治療途中 こちらが治療途中の写真になります。 当院ではルーペやマイクロスコープを使用して慎重に虫歯の除去を進めていきます。 虫歯治療を決断する虫歯の進行度とは? こちらは欧米のカリオロジーの専門家が中心となって委員会が設立されまとめられたICDAS(International Caries Detection and Assessment System)を用いたう蝕の基準です。 この症例では象牙質への陰影があるのでコード4となります。 歯科衛生士のう蝕予防管理テキストブックより引用 こちらが虫歯を取り除いた写真になります。 虫歯が完全に除去され黒い部分や茶色の部分が無い事がわかるかと思います。 これから修復治療、つまり詰め物を行う治療を行っていきます。 ルーペやマイクロスコープを用いて段差がなく天然歯の形態を模倣した詰め物を行っていきます。 マイクロスコープ診療の心強い味方 「Yirro-plus ミラー」 ペントロンジャパン株式会社ホームページより引用 Yirro-plus ミラーとはミラー表面へ放射状にエアーを噴射し、常にミラー表面をクリアな状態に保つことができる、セルフクリーニングミラーシステムです。 ミラーハンドルの先端部からミラー表面全体へ放射状にエアーを噴射する事で曇りや水滴の付着を防止し、常にクリアな視界を術者へ伝達します。 これにより細かい部分もしっかりと確認する事ができ、精密な虫歯治療を行う事が可能となります。 治療後 こちらが治療後の写真となります。 ほとんど天然歯と遜色ない詰め物ができました。時間の経過とともに色も馴染んでくるかと思います。 最後に 当院では虫歯治療の介入の必要性をレントゲンや拡大視野での観察をもとに決定します。 そして治療ステップを確実に行いながら、再治療が少なくなるよう細心の注意を払いながら診療に取り組んでおります。 今回は早期発見により虫歯が深部にまで及ぶ前の治療介入ができました。 このように症状が無くとも定期的な歯科受診により早期発見・早期治療が必要となる場合もあります。 年末にかけて忙しくなる前にお口の健康チェックを当院でしてみませんか? 当院での検診や歯科治療をご希望の際にはWebまたはお電話にてご予約をお受けいたしますのでよろしくお願い致します。

2024.11.05

虫歯の治療を行った歯の形を見た事ありますか?

当院で行っている虫歯治療についての解説 治療前 上の歯の口蓋側咬頭、つまり歯の裏側の所に出来た虫歯治療です。 虫歯で歯が欠けているのが分かると思います。この部位は頑張っても鏡で見えない所ですし、歯医者さんに行かなければ気づかずに治療介入が遅れてしまったかもしれません。 治療中 虫歯を取り除き、さらに取り残しがないか拡大視野の下で確認をしています。 こういった小さい事の積み重ねが再治療を防ぎ歯の寿命を延ばす事につながると考えて治療に取り組んでいます。 治療後 ほとんど天然歯の状態と遜色のない状態です。 但し今回は口蓋側の咬頭であり本来であれば噛む力がとてもかかる部分です。 今後、また欠けたりするようならば被せ物などの治療が必要となるかもしれません。 当院では治療後も治療した部位が快適に保てるように、お口の中の状態によって夜間口腔内装置などを製作しています。 歯ぎしりってなんですか?? 現代社会に生きる我々は自分が認識する、しないにかかわらず様々なストレスにさらされています。 朝起きるとなんだか疲れた感じがする、歯やあごが痛い、歯が欠けてしまったり割れてしまったりする、このような経験はないでしょうか?これらは歯ぎしりが原因かもしれません。 歯ぎしりが原因と思われる歯のすり減り 歯ぎしりの原因として様々ありますが、代表的なものとしてストレスや飲酒などが挙げられます。 起きている時の歯ぎしりに対しては『自己認知療法』として、気づいたら辞める、あるマークをみたら気を付けるなどの方法がありますが、寝ている時には防ぎようがありません。 こんな時に夜間口腔内装置が必要となります。 夜間口腔内装置の主な効果 歯や顎、筋肉にかかる負担を軽減できる 歯のすり減りを防止することができる お口の中の詰め物や被せ物を守ることができる 人間の噛む力は体重異常とも言われるほど強く、無意識下での歯ぎしりや食いしばりは歯や顎関節、筋肉に相当な負担をかけています。 これが長期間続いてしまうと、歯にひびが入ったり歯が割れてしまったりしてしまい最悪な場合、抜歯に至ってしまうこともあります。 歯ぎしりにより歯にひびが入っていた症例 このような事態を未然に防ぐ為にも定期的な歯科受診を行い、お口の中の状態をチェックしてもらいましょう。 虫歯治療 治療費 保険診療 メリット 白い詰め物で目立たない。1日で治療が完結する。 デメリット 欠けてしまう可能性がある。 歯ぎしり治療 治療費 保険診療 メリット 歯のすり減りを防止する事ができる。歯の詰め物や被せ物を守ることができる。歯や顎関節、筋肉にかかる負担を減らすことができる。 デメリット 夜間に装着するので違和感がある。 最後に 当院では虫歯治療それだけで治療が終わるのではなく、全体的な歯の状態を確認するために口腔内写真や歯周ポケット検査などを行っております。 母校の臨床理念である『一口腔一単位』を基盤として、各々の患者さんに適した治療計画を立案していきます。 当院にてお口の環境を守る・維持する為に予防歯科治療を始めてみませんか。 ご予約はWebまたはお電話にて受け付けております。スタッフ一同お待ちしております。

2024.10.29

マイクロスコープの特徴知ってますか?

マイクロスコープについて 日本における歯科医院でのマイクロスコープの普及率について、現在約10%程度とされています。 日本でのマイクロスコープの普及が進まない理由として、マイクロスコープの操作の習熟の困難さや導入に伴う高いコストなどが挙げられます。 しかし、マイクロスコープによる診療のメリットは非常に多く、歯の診査や根管治療、修復治療や外科治療と活躍する場面は様々です。 今回は、当院でのマイクロスコープによる診療内容をご紹介します。 ①亀裂の発見、正確な診断 こちらは痛みのある歯の根管治療を開始する際に確認した歯根の亀裂です。 レントゲンや肉眼では確認できない亀裂や破折線を、マイクロスコープを使用することで確認ができ適切な診査・診断を行うことができます。 ②正確な虫歯の除去 当院では深部の鑑別が困難な部位ではカリエスディテクターを使用して取り除くべき感染象牙質を確認しています。 マイクロスコープやルーペを使用することで虫歯の除去をより正確に行うことができます。 ③歯髄の診断 こちらは歯髄に近接する虫歯の治療を行っている写真になります。 当院ではVPT(Vital Pulp Therapy 歯髄温存療法)を積極的に取り組んでおります。 VPT(歯髄温存療法)とは虫歯が深く神経に達するような状態でも、上部の感染した神経だけを選択的に取り除き感染していない健全な神経を保存する治療法です。 VPTを行う上で大切なこと 確実な唾液の排除 確実な感染源の除去 温存可能な歯髄の鑑別 上記のことが挙げられ、③の歯髄の鑑別を行う上ではマイクロスコープは欠かせない道具になります。 上の2番目の写真は感染した歯髄を取り除いた際の写真です。歯髄の血流を認め、十分な止血が得られたため、保存可能な歯髄と判断して、VPTを行っています。 ※VPT(歯髄温存治療)は保険外治療となります。 ④正確な修復治療 拡大視野の下で修復治療を行うことで残存歯質とコンポジットレジンとの境目を極力なくすことができ、その部分からの2次カリエスの発症のリスクを少なくすることができます。 ⑤正確な術野の確認 こちらは上の親知らずの抜歯を行っている写真です。7番目の歯に隠れてほとんど親知らずの頭が見えていません。 このような症例の際にはマイクロスコープやルーペを使用しながら慎重に上顎骨や親知らずの歯冠を取り除いて抜歯術を行っていきます。 正確な術野の確認をすることで、安心・安全な外科治療に取り組んでおります。 当院では確実な診査・行うため、また適切な治療を行うためにマイクロスコープを使用して精密な歯科治療に取り組んでおります。 また、歯髄の温存や最小限の切削介入を目指したダイレクトボンディングなどの保険外診療も歯の状態に応じて選択が可能です。 虫歯治療でお悩みやお困りの際には南仙台どうどう歯科クリニックまでご連絡をお願い致します。

2024.07.12

前歯の治療は難しい?

前歯は非常に困難な治療部位 前歯の治療は歯科治療の中でも、非常に困難な治療部位のひとつです。 治療器具のアクセスはしやすいですが、顔の中心部であり審美的に重要なポイントとなります。 今回は過去の治療で行っていた詰め物が虫歯によって取れてしまった症例です。 カリエスを取り除いたのちに辺縁の形態を整え、色や形が隣在歯及び歯列に調和するようにコンポジットレジンで詰めていきます。 口腔内で直接行っていく作業ですので天然の歯と人工物をすり合わせる過程がとても難しいところですが、ルーペやマイクロスコープを使用しながら精密に修復治療をおこなっていきます。 こちらが、治療終了後の写真です。 上部鼓形空隙、下部鼓形空隙ともによい形態を付与することができました。ぱっと見ただけでは詰めたところもわからなくなっています。 鼓形空隙とは?? 歯間鼓形空隙とは歯の接触点の上下にできる隙間の部分を指し、上にできる部分を上部鼓形空隙、下にできる部分を下部鼓形空隙といいます。 これらが適切でなければ歯肉の腫脹や食片圧入などをもたらします。 今回、治療した部位は日常の歯ぎしりなどでも欠けやすい部分で、治療後のブラキシズムの管理なども重要となります。 当院では、治療した部位の再治療を防ぐべく治療計画を立案していきます。虫歯治療や被せ物の治療などでお困りごとがある方は当院までご連絡ください。 治療費 保険診療 メリット 治療が1日で終わる。削る量が少なくて済む。 デメリット 治療部位が欠けてしまう可能性がある。詰めたところの色が変化してしまう。

2024.05.30

歯と歯の間は虫歯の発症のリスクが高くなる?

今回は前歯の歯と歯の間の虫歯治療に関する症例です。 左上の1番目の歯と2番目の歯の間に古い修復物と虫歯を認めます。 このような歯と歯の間は歯ブラシの毛先が当たりにくく、虫歯の発症のリスクが高くなります。また、我々歯科医療従事者としても、器具の到達が難しく非常に治療のしにくい部位になります。 こちらが治療後の写真になります。 治療直後なので若干色が浮いて見えていますが、時間の経過とともになじんでくると思われます。 当院では極細の切削器具の使用や拡大視野の下での治療により、虫歯の再治療が少なくなるよう精密な虫歯治療に取り組んでいます。機能面だけではなく、より審美性にも特化した修復治療の際には自由診療も可能です。 虫歯治療は削って詰めて終わりではありません。 虫歯が再発しないよう生活習慣の改善やプラークコントロールの改善にも取り組む必要があり、定期的なメンテナンスが欠かせません。 当院ではプラーク付着部位の染め出しを行い歯磨き指導を行うなど、患者様と二人三脚で虫歯予防に取り組んでいます。 虫歯治療でお困りの際には南仙台どうどう歯科クリニックまでご相談ください。 治療費 保険診療 治療日数 1日 メリット 治療が1日で終わる。 デメリット 虫歯の再発のリスクがある。色が合わない場合がある。

2024.02.29

精密な虫歯治療・ダイレクトボンディングって?

今回は下の歯の大きいむし歯治療の症例紹介です。 矢印の部分が虫歯になっているところですが、皆さんお分かりになりますか? 虫歯は穴が空いているところだけではありません。このように色が変わっている部分などは虫歯が進行している可能性を疑いレントゲンなどで評価していきます。 こちらがレントゲン写真になります。 矢印の黒くなっている部分が虫歯です。お口の中からみるだけではわからない虫歯もレントゲンによって詳しく判別できるようになります。 マイクロスコープでみた治療前の写真です。 今回は虫歯が大きく神経の近くにまで進行していることが予測されたので浸潤麻酔を行い、治療を開始しています。 こちらが虫歯を取り除いている最中の写真です。神経に対する治療の可能性も考えられたため、事前にラバーダムシートを使用しています。 赤く染めだされている部分が虫歯の細菌に感染している歯質になります。これらをしっかりと取り除かなくてはなりません。 う蝕検知液について カリエスディテクター(クラレノリタケデンタル) カリエスディテクターは細菌に感染した感染象牙質を赤く染めだします。赤く染まった部分はう蝕原性菌により歯質が脱灰して柔らかく変性した歯質です。これをしっかりと取り除かなければなりません。 当院では拡大視野のもとで正確に虫歯を取り除いていきます。 何度か染めだしを行い、染め出された部分を完全に除去したところです。ここから修復治療を行います。 虫歯により大部分の歯質を失ってしまいました。型取りをして歯を覆う形の治療法も選択肢として検討しましたが、最小限の切削介入という希望のため今回はダイレクトボンディングによる治療を選択しています。 こちらが治療後の写真です。大きい虫歯の治療の際には型取りをして銀歯を詰める・セラミックを被せるという治療が一般的です。そのほうが歯の補強ができよいケースもあります。 今回は歯質の最大限の保存と最小限の切削介入という希望からダイレクトボンディングという治療法を選択しました。 ダイレクトボンディングの治療メリットは、①歯質の切削が最小限である②治療が1日で終わる③歯の色のなじみが良い点です。 デメリットは、①欠けてしまう可能性がある点が挙げられます。 当院ではカウンセリングを行い患者様の希望に応じた治療選択肢を提示していきます。虫歯治療でお困りの際にはぜひ南仙台どうどう歯科クリニックまでご相談ください。 治療費 44,800円 治療期間 1日 治療時間 60~90分 治療後に考えられるリスク 欠けてしまう可能性がある

2024.02.15

保存治療って知ってますか?

すっかり秋も深まり、冬の足音が日毎に増し寒い日が続いていますが、皆さま体調お変わりないでしょうか。 今回はメタルインレーの2次カリエスとなっていた歯の虫歯治療についてです。こちらが治療前の写真です。 メタルインレーの周りの白いものは以前の接着剤の材料です。メタルの部分にはすじが見えますが、ブラキシズムが生じていたと推察されます。 こちらが、メタルインレーを除去したところの写真です。 メタルインレーの下で虫歯になっていたのがわかります。 虫歯を取り除いた後の写真です。 拡大視野のもとで虫歯の取り残しがないことを確認しています。 マトリックスという透明なテープを用いて隣の歯との境目を再現していきます。 歯の形を直接お口の中で再現してきます。 こちらが完成した写真です。 この治療はお口の中で直接歯の形を再現しその日のうちに治療が終わるのがメリットですが、何より健全な歯を削る量が少なくて済みます。 材料には適材適所があり、型取りをして模型にして修復物を作成しなければならない症例や、被せものにした方が予後がよい症例もあります。患者さんごとに治療希望や目的が異なりますから、ご希望の実現に向けてよりよいご提案を致します。 歯の寿命を考えた治療をご希望の際にはぜひ当院までご相談ください。 治療費 保険診療 治療期間 1日 治療時間 約30~45分 治療後に考えられるリスク 材料が咬合力に負けて欠けてしまう可能性がある

2023.11.21

カリエスの修復治療

隣接面を含む場合のカリエス治療の症例です。修復物脱離後、治療開始時の写真です。 黒くなっている部分が虫歯で取り除かなければならない部分です。 こちらがカリエスを取り除いた写真になります。きれいに感染歯質を除去しています。 こちらは修復途中の写真です。隣の歯とのコンタクトも再現し食片圧入が生じないように配慮しています。 こちらが修復治療後の写真です。術前の歯の形態に近い状態で修復しています。 こういったケースでは隣の歯とのコンタクトの再現が大切になります。 当院ではマイクロスコープやルーペといった拡大視野のもとで、このようにノンメタル修復に取り組んでおります。直接的な修復が困難な場合には間接的な修復も視野に入れて治療方針を検討致します。治療をご希望の際には当院までご連絡下さい。 治療前 治療後 治療費 約1,500円(保険診療) 治療時間 約30分 治療期間 1日 治療後に考えられるリスク 修復物辺縁からの2次カリエス、修復物の破折、修復物の変色

2023.08.25

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